這えば立て立てば歩めの親心と言いますが、親というものは、我が子の健やかな成長を祈るような思いで見守っているものでございます。
それで子どもの方は、よろよろと拙く足を前に出しながら、いつの間にかタッタカ歩くようになります。
そこから青春を駆け抜け、やがて「足が上がらなくて躓いてしまった」というお年頃になったりします。
「今日は1万歩に届かなかったなぁ」などと、毎日の目標を語り合っている方もおられるでしょう。
「やっぱり筋肉は裏切らないから鍛えなきゃ!」とトレーニングに励んでおられる場合もあるかと思います。
はい、それぞれのやり方で「ピンピンコロリ」を是非達成して頂きたいと願います。
がしかし、一歩一歩あゆむということは、物理的に体重移動がなされていることを、すっかり忘れているかもしれません。
あなたが踏み出したその足。
例えばカカトの真ん中を使っているでしょうか?
体側寄りのポイントを使っている場合、靴のカカトは外側に向かって傾斜していますので、一度確認して驚いてみるのも良いかと思います。
では、踏み出した足。
真っ先に体重がかかるのはどの部位でしょう?
支えた重さは、足首、ふくらはぎの深層筋や膝に伝わっているでしょうか?
腿裏のハムストリングを使っているでしょうか?
歩きスマホをしていますと、足のことなど考えることもなくぼけ〜っと歩きます。
「ウォーキングで一駅歩いた」と健康に留意して喜んでいる方も、荷物の持ち方一つで歩くことの効力を台無しにしている場合があります。
母指球?ナンデスカそれ??と言っていないで、
あなたの足に付属しているので、一度連絡をとってみてくださいませ。
ぼけ〜っと歩いてる、かも??